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ポメラdeコラム

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2008年 11月 13日

ポメラは旅日記に最適なガジェットだ。


2008/11/13 20:01 さて、高円寺のマクドナルドに入って説明書を読み込む。今日はスタバにドトールとカフェに入ってばかりなので野菜生活を頼む。説明書はなんてことはない。これだけ機能がシンプルなので覚えることもほとんどない。単語登録が約500語であること。単語登録のショートカットがコントロール+F7であること。ページアップダウンはALT+▲もしくは▼であることぐらいか。おっと忘れてはいけない文字数計算。これはF7でいつでも表示できる。選択した部分の文字数をカウントする機能はない。なので1つのファイルには1つの文章がポメラスタイルといったところか。執筆業の人には物足りないだろうが、下書きマシンと思えば特に問題もあるまい。どこでもストレフフリーにキーボードで文章がかけるポメラの自由が2万円強で手に入るなんて安いものだ。

ポメラがどんなことに使えるか考えてみた。ライターや記者の下書きツールはさておき、一般の人にもおもしろい使い方ができると思う。たとえば海外旅行。どんな場所にいるかという環境によって文章や文体は変わる。現地でいろいろ記憶して家で書こうと思ってもライブ感のある文章は書けない。2000年ぐらいに世界1周しながらテレビ番組や雑誌のコラムやメルマガを作るプロジェクトがあった。その時、今でも記憶に残っているのが船の甲板で星空を見上げながら書いたコラムとイタリアのコロッセウムの前で朝の5時に書いたコラムだ。その時使っていたのはVAIOのXR9というA4のヘビー級に重いノートパソコンだった。それでも、外で書く文章が部屋の中で書く文章と違うのは明らかだった。単四電地とポメラをもって旅にでる。気に入った場所でその時の気分を文章に残す。これは新しい紀行文を生み出すだろう。ケータイという親指入力文化がケータイ小説をつくったように、このポメラも新しいジャンルの作家を生むかもしれない。

日記のためのツールとしてもポメラはおもしろい。今や、ミクシィやブログのように文章を入力するのにサービスの入力画面からダイレクトに書き込むというの普通になってきた。エディターやメモ帳で下書きしてから入力画面にコピペする人はわずかだろう。メンテナンス中に書き込みボタンを押したらせっかくの長文が消えてしまった!という笑えない話も多い。あのサービスの入力画面で文章を書くというのは個人的には耐えがたいものだった。文房具なら自分の好きなノートに好きなペンや万年筆が選べる。サービスの入力画面はサービス側の都合による狭い入力エリアにスクロールバー。なんでこんな狭い場所で文章を書かないといけないのか?もし、同じような気分でいつもブログやミクシィ日記を書いている人がいたら、ポメラを使って書いてみてほしい。それはまったくすばらしい体験になるはずだ。

もうひとつ思うこと。それは文章を書くという行為の次のこと。文章と会話というのは違う。たとえばブログでいつも読んでいる文章からかなり知的でシャープな印象を持つ人にはじめてリアルであったらしゃべり方がとてもソフトでフレンドリーでびっくりした、ということがある。文章にするという点でロジカルになる傾向があるが、ポメラのような高速にストレスフリーで入力できる端末なら会話に近い文章も書けるのではないだろうか?それはひとりチャットのような感じ。脳内で交わされる自分ともうひとりの自分の会話を議事録をとっていく、そんな感じ。これも今後このコラムでトライしたいと思う。

2008/11/13 20:20これでだいたい1400文字。まだ2000文字の感覚はつかめていないが自分の体内時計では1400文字くらいがひとつの区切り目のような感じなのかもしれない。

(川井拓也)

by pomerade | 2008-11-13 20:20 | ポメラ


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