2008年 11月 14日
パソコンで書く文章というのは、なにかこういろいろなものを編集していくのに向いている。ネットなどの物理的に無限ともいえる情報の大海を泳ぎながら、なかばその環境におぼれながら書く。ケータイは親しい人に話しかけるような文章になる。 ポメラはどうか? これがなんともいえないストイックな文書になる。モノクロであること、ネットなどの参照する情報導線がないこと。メールなどの着信があり得ないこと。この状況はなんでも同時にできるパソコンやケータイ状況からすると、まるで無人島だ。 人はなにかを求めて旅にでる。旅先で出会うのはしかしほかならない自分の心であったりする。ポメラで文章を書くという行為はそんな感じだ。毎日ポメラでなにかを書くということだけを決めて二日目になるが、日記ともブログともツイッターとも違う、なにか得も言われぬ奇妙な感覚を感じる。ポメラをパソコンやミニノート、ケータイと比較するのはまったくのナンセンス。この新しい文房具は、自分と向き合うための時間を生んでくれる不思議なタイプライターなのだ。 2008/11/14 19:46 (川井拓也)
by pomerade
| 2008-11-14 19:46
| ポメラ
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電子タイプライター"ポメラ"で書く徒然なるディリーコラム。メールもウェブもないポメラは誰にも邪魔されない小さな書斎。コピペなしの文章でヒマナイヌの川井がお届けします。 by pomerade 検索
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