ポメラdeコラム

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2008年 12月 01日

マッキントッシュとアイコンウォッチのおはなし。


2008/12/01 11:55
むかしむかしマッキントッシュというコンピューターがありました。まだインターネットもない時代でしたが、そのコンピューターはマウスというカチカチするものがついていました。キーボードで黒い画面にひたすら文字でコマンドを打っていくそれまでのコンピューターからするとそれは革新的なものでした。

ところがマッキントッシュはとても繊細でよく固まってしまいました。なにか作業中になるとマウスポインタの矢印は腕時計のマークに変わり針がグルグルと回りました。この時計のままうんともすんとも言わなくなりマッキントッシュはよく固まったのでした。

時は1995年頃、私はCM制作会社で若き血潮をたぎらせて日夜の激務をこなしていました。そんなある日副社長から「おまえ、アメリカ行ってインターネットとか見てこい」と言われ、宣伝会議が主催するツアーに参加することになりました。リズム&ヒューズなどのCGプロダクションやYahooやアップルなどがツアー先には含まれていました。アップルは本社の庭先だけを見るだけのものでしたが、そこには印象的な光景が広がっていました。マッキントッシュの中によく登場するアイコンが巨大なオブジェとして庭先に並んでいたのでした。プリントするときに表示される牛のような柄の犬や鉛筆アイコン、そして腕時計アイコンがありました。私たちは無邪気な子供のようにそのオブジェの前で写真を撮って帰りました。

それから時は進み2008年の表参道ヒルズ。IDEAのFRAMESというショップで私はiCON WATCHという商品を手に取りました。それはあの固まってしまうマッキントッシュの腕時計アイコンそのものでした。私はコンピューターの未来にワクワクした20代の頃を思い出しその時計を買うことにしました。見るとその時計は「&Design」という日本人デザイナーのユニットによるものでした。彼らの名前を見てぴんっと来ました。私はもうひとつ彼らの製品を持っているからです。その話はまた別のときにすることにしましょう。

アイコンウォッチはつけてみるとおもしろいことに気がつきました。時計の盤面は十時型になっており長い針が通過するとき見事にスレスレなのです。太くてぶっきらぼうな針が角スレスレに回るこの時計を見ながら、私はこれからのコンピューターは将来どんなノスタルジーを感じさせる存在になるのだろう?と思いを馳せました。今日の話はこれでおしまい。

2008/12/01 12:13
(川井拓也)
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by pomerade | 2008-12-01 12:13


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